概要
スクロールすることができます
CYG-86000 ノーマルモデル |
CYG-86004 ヒーター付モデル |
CYG-86106 海用モデル |
CYG-85000の後継機、CYG-86000は信頼性、耐腐食性の高い2成分の超音波風速計です。水平2方向別々に測定された音速から、風向風速(風のベクトル)を計測します。
可動部分がないので、0m/sからの計測が可能です。広い測定レンジ、コンパクトな大きさ、省電力というような、外見上の特長の他に、出力信号としては電圧電流アナログ出力と種々な仕様のデジタル出力を持っています。
上部にカバーのない測定方式なので、自然風との誤差が小さい測定が可能です。
センサーは軽量(0.4kg)なので、1“パイプ(34mm)に差し込んでとりつけるだけと、設置が非常に簡単です。
CYG-86004は86000にヒータがついた、低温環境用のセンサーです。
CYG-86106は海用のセンサーで、出荷時にNMEA出力となっています(それ以外はCYG-86000と同じ)。
CYG-85000との違い
スクロールすることができます
項目 | CYG-86000 | CYG-85000(旧モデル) |
分解能 |
0.01m/s 0.1° |
0.1m/s 1° |
起動風速 | 0.01m/s | 0.1m/s |
出力レート | 0.1-20Hz |
標準1Hz 最大4Hz |
アナログ出力 |
0-5V 4-20mA |
0-5V |
デジタル出力 | RS-232C/485 |
RS-232C/485 SDI-12(ver. 1.3) |
電源 |
10-30VDC <20mA 24VDC60W(CYG-86004) |
9-16VDC 30mA平均 |
動作環境 | -50~+60℃ | -50~+50℃ |
大きさ・重量 | 29cmH*11cmφ 0.4kg | 34cmH*17cmφ 0.7kg |
材質 | ボディーもプラスチック | ボディーがアルミ |
船舶や、ブイなど回転、移動するものに風向風速計を取り付ける場合に、真風向を出力します。
仕様
スクロールすることができます
型式 | CYG-86000/86004/86106 | |
要素 | 風 速 | 風 向 |
測定範囲 |
0-75m/s(精度保証範囲) 0-65m/s(CYG-86004) |
水平 0-360° |
気象庁検定範囲 | 0~60m/s | |
精度 |
±2%rms ±0.1m/s(0~30m/s) ±3%rms(30~70m/s) |
±2° |
分 解 能 | 0.01m/s | 0.1° |
起動風速 | 0.01m/s | |
出力レート | 標準1Hz、0.1Hz~最大20Hz(アナログ、デジタルとも) | |
超音波周波数 | 200kHz | |
アナログ電圧出力 |
風速:0-5V/0-100m/s 風向:0-5V /0-360 or 0-540 |
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アナログ電流出力 |
風速:4-20mA/0-100m/s 風向:4-20mA/0-360 or 0-540 |
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デジタル出力 |
RS-232 or RS-485/422 1200,4800,9600,19200,38400BPS |
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デジタル出力 FORMAT |
ASCII Text(polledか連続) RMYT(CYG-6201表示器用) NMEA |
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出力単位 | m/s、cm/s、MPH、 Knots、 km/hr | |
動作環境 |
-50~+60℃ 防水性:IP66 |
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電源 |
10-30VDC <20mA/ヒータなし
24VDC 60W/ヒータ含む |
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大きさ・重量 | 29cmH*11cmφ 0.4kg | |
取付パイプ | 34mmφ(外径 1”パイプ) |
※注意 積雪がセンサー部にあると測定できません。
オプション
初期電源セット
以下の条件に当てはまる場合、初期電源セットの購入をお勧めします。
- 初めてCYG-81000を購入
- 手持ちDC電源やケーブルがない
- 購入後即、計測を始めたい
- PCでデータを収録したい(添付ソフトについてはこちら)
初期セットの構成
(ソフトは写真に入っていません)
アナログ出力端子状況
高速な計測には
データのモニター(表示)
結線方法