概要
CTC-PM感雨センサーは光学検出装置が25cm^2範囲の雨粒、雪粒などの粒子をモニターして、霧雨、雨、雪、ひょう(あられ)などの降水の有無を検知します。
光学式なので、反応が高速です(反応速度を調整可能)
寒冷地でも動作するように、ヒーターが内蔵されているので、ボディーは常に0℃以上に維持することが可能です。
新版より、ヒータの制御が可能になり、低消費での運用も可能になりました。
また、雨滴などの粒子検出時のイベント出力も可能になりました。1粒子毎のパルスを発生します(max15Hz)。
降水以外の物(例、鳥のふん、葉、昆虫など)を排除するため、50秒間の検出時間中の最低検知回数をディップスイッチにより設定します。また、オフディレイを設定することにより、制御される機器のチャタリングを防止することができます。
パルス出力を利用して、降水強度計として利用する事も可能です。
参考:降水粒径、速度分布を測定したい場合は、ディストロメーター
仕様
スクロールすることができます
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感雨センサー | 旧機種 | ||
型式 | CTC-PM | ← | ||
測定対象 | 降水の有無 | ← | ||
検知エリア | 25cm^2 | ← | ||
降水サイズ | 0.2mm以上 | ← | ||
出力 | 感度 | 50秒間の感度を15段階で設定可能 (初期値12個) |
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オフディレイ | 25-375秒 (初期値25秒) |
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リレー容量 | max 230V AC/DC 4A | |||
パルス出力 |
水滴感知フォトカプラー出力
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– | ||
電源 | 12~28V AC/DC ± 15 % | 24 V AC/DC ± 15 % | ||
センサー消費電力 |
約50mA @感雨なし(ヒータOFF時)
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約300mA @20℃ | ||
ヒーター消費電力 |
最大約0.5A@12V
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最大約1A | ||
ヒータ制御温度 | 約8℃ | – | ||
動作温度範囲 | -30~+60℃ | ← | ||
防水性 | IP65 | ← | ||
大きさ・重量 | 125x135x38 mm 0.4kg ※コネクター等の突起物は除く | ← | ||
ケーブル | 別途 内部でコネクターに棒端子接続 | ← | ||
取付ポールサイズ | φ34~50mm | ← | ||
保守 | センサー検知部を定期的に蒸留水で清掃 | ← | ||
EMC |
EN IEC 61000-6-2: 2019
EN IEC 63000: 2018 |
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設置方法
ポールの上部に取付。
Sensor fieldに障害物がないようにする。
感雨センサー
スクロールすることができます
図中番号 | 端子記号 | 内容 | 容量 |
1 | R | 降水有りON | 最大230VAC/DC 最大 4A AC/DC |
2 | W | G | |
3 | A | 降水なしON | |
– | C | + 1粒検知 | 最大5mA@32VDC フォトカプラー |
– | E | – 1粒検知 | |
4 | + | 電源 24VAC/DC | 最大1A |
5 | – |
結線方法
サイズ
DipSW1 : 遅延時間(秒)
25-375秒、初期値25秒
設定時間はONを継続する
小さくするほど、ON/OFFの回数が増える
DipSW2 :50秒間 水滴感度数
1-15個、初期値12個
ある程度まとまった数で感知する。
1,2個の場合は、ゴミ、葉、昆虫などの可能性がある