概要
標準で2接点出力
テレメーターと、ローカルのロガーを同時に接続可能。
リードスイッチが故障しても、すぐに予備に切り替え可能
2重濾水器を標準装備
メインが虫や草でつまっても、サブで測定が継続されます。
ヒータ付き雨量計の改良点
フィルムヒータに変更、効率的な加熱をするので、省電力です。
(従来比1/5)
1転倒は2種類
一転倒 0.5mm タイプと、1.0mm 0.1mm タイプがあります。
気象庁型式取得
認定測定者により速やかに検定取得可能です。
仕様
スクロールすることができます
| タイプ | 標準雨量計 | ヒータ付き雨量計 | |
| 気象庁検定 | 気象庁型式証明測器 (*1 ) 型式証明番号 No.16503 |
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| 型式(0.5mm) | CTKF-1 | CTKF-1-UD | |
| 型式(1.0mm) | CTKF-2 | CTKF-2-UD | |
| 計測方法 | 転倒ます式 | ||
| 口径 | 200mm | ||
| 感度 | CTKF-1 : 一転倒雨量0.5ミリ(15.7cc) CTKF-2 : 一転倒雨量1.0ミリ(31.4cc) |
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| 受感部 | 転倒ます | ||
| 出力 | 無電圧接点信号(DC50V0.3A) リードスイッチ(接点時間0.1～0.15秒) 2接点出力 |
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| 濾水機構 | 二重濾水機構 | ||
| 測定精度 | 1転倒 0.5ミリ |
20mm以下±0.5mm 20mmを超える時±3% |
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| 1転倒 1.0ミリ |
40mm以下±1.0mm
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| 使用環境 | 5～50℃ (凍結しないこと) |
-10～50℃ (上下ヒータ) |
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| ヒーター | なし | 上部:31.25W 下部:50W |
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| サーモスタット | 7℃±1.5℃ | ||
| 材質 | 外筒:304ステンレス バケット:真鍮鍍金 内部導水筒:ポリカーボネート(PC) 台座:アルミ |
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| 寸法 | 高さ450mm×外径210mm | ||
| 重量 | 約3.5kg | 約4.5kg | |
| オプション | 気象庁検定付き 0.1mm/1転倒 |
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検定 気象庁検定品及び社内検査品
*1)1mmを除く
設置方法について
雨量計の設置環境についてはこちら(気象庁|リーフレット「より良い雨量観測のために」)
またはPDFを参照のこと(気象庁解説)
2重濾水器
左の写真は、雨量計のロート下にある、濾水器です。濾水器は雨量計から最初に雨水を受けるところですが、雨量計の受水部に溜まった飛砂やほこりなどが雨水と一緒にロートに集まって濾水器に来たとき、異物を沈殿させて、上澄みが転倒ますに滴下する構造です。しかし、草や虫など軽いものは沈殿しないため、左に見える排水パイプの入り口がしばしば詰まることがありました。この2重濾水器は、左に見えるパイプが詰まったときに、右側の仕切りからオーバーフローして、右の小さな穴から排水するので異物のつまりによる欠測が少なくなります。
なお、受水部のゴミ取り網はかならず使用してください。
2接点出力を標準装備
テレメータで遠隔通信しながら、予備でデータロガーに記録できます。
また、万が一片方のリードスイッチが故障しても、すぐに切り替えることができます。
上部ヒーター
上部ヒータは円錐状をしており、雨量計の受水器ロート部を無駄なく加熱します。
受水口ロート部とフィルムヒータの間の1～2cmの空気層のみを加熱するので、従来より加熱する空気の量が少なく、省電力でかつ、応答が早くなっており、従来よりも低い温度で凍結を防止できます。ヒーターオンオフ設定温度も従来より低いので、加熱による上昇気流も低く抑えられるので、補足率も上がります。
下部ヒーター
下部ヒータは、排水筒の下に(写真の縁が白い部分)あり、排水した雨水が凍結して、排水できなくなることを防止します。
端子台
左(下側)4端子が、2接点の出力端子台。
右(上側)がヒータ用AC100V入力端子台
風除けオプション
建物の上、山の稜線上など風が強いところでは雨雪の補足率が悪いので、以下のような風除けを
取り付けます。
製品名
助炭(風除けの意味)
大きさ
シールド部500φ*200mm
全体高さ 450
重量
7kg
製品名
風除け(wind shield / wind screen)
大きさ
1230φ*400mm
重量
約20kg
■設置方法
助炭を設置する際には、雨量計の上端と同じ高さになるように設置を行います。
基準観測所用 防風柵
直径12mのWMO推奨防風柵
雨量計キャリブレーター(校正器)
CYG-52260
雨量計にセットした状況
3種類のノズル
雨量の滴定検査が現場で誰でも容易に行うことができます。水頭を一定に保つので、ボトルの水の量によらず、一定量で滴定します。
雨量計の誤差が一定値(通常5%以下)であることを現場でチェックすることができます。
使用法
CTKF-1(直径20cm 0.5mm/1転倒)雨量計の場合、314ccが10mm 20パルスとなります。
- 水道水314ccをメスシリンダーで測定し、ボトルの中に入れます。
- 雨量計の内部のロート部分をあらかじめ水で満たして、即転倒ますに水が入るようにします。
- 雨量計の外筒を再度セットし、キャリブレーターをセットします。
- 音をカウントするか、出力をチェックして、314ccで何カウントかを記録します。
- 20mm以下は±1パルス以内の誤差が許容範囲です。
- 上記を定期的に記録し、誤差が大きくなった場合(※)には、調整または修理が必要になります。当社に雨量計をお送りください。
仕様
スクロールすることができます
| ボトルの容量 | 1000ml |
| ボトルスタンド | 雨量計の内側にセット可能 |
| 滴定ノズル (滴定速度) |
1000/1500/2000 ml/hrの3種類 |
| 大きさ/重量 | 29H×13φcm / 200g |
※参考:気象庁検定公差
| 雨量計種別 1転倒雨量 |
範囲 | 器差 |
| 0.5mm以下 | <=20mm | 0.5mm |
| >20mm | 3% | |
| 1.0mm以上 | <=40mm | 1.0mm |
| >40mm | 3% |
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