現在行われている様々な測定方法の特長を比較
流速観測の方法は現在、有人で行う方法と無人で行う方法があります。有人での測定方法は、可搬式流速計による方法と浮子(ふし)による方法、無人での測定方法は固定式流速計による方法です。それぞれの流速観測方法について図を交えて紹介します。
スクロールすることができます
浮子 | 可動式 | 固定式 | |||
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プロペラ | ADCP | 画像式 | 電波式 | ||
無人での計測 | |||||
悪天候での計測 | |||||
継続観測 | |||||
流量観測 | |||||
無電源地域対応 | |||||
デジタルデータ化 |
可搬式と同じく観測人員が必要なため、洪水時などの観測に危険が伴います。また、浮子は必ずしも直線的に流れないため、観測精度を高めるためには複数回の計測が必要になる場合があります。
計測器を測定場所まで持って行き、観測人員が観測を行わなければならないため、継続的な観測が困難です。
河川中の堆積物や浮遊物などの衝突による機器破損のリスクがあります。また川幅の広い河川の場合、川岸から計測が行えない場合も出てきます。
撮影範囲により、増水時の画角の問題が出る可能性があります。また、夜間観測時は赤外線カメラが必要になります。観測場所に合った解析アルゴリズムが必要になる場合があります。