CSM-MRL-8
Sommerデータロガー
概要
CSM-MRL-8はSommer社により開発された各種センサに対応するデータロガーです。Sommer製電波流速計、着氷検知センサの他アナログ(電圧、パルス、Pt)、デジタル(RS-232,RS-485,SDI-12)に対応しています。CSM-MRL-8(Ethernetインターフェイス付き)はLTEルーターに接続することでネットワーク経由でのアクセスも可能です。設定は専用無償ソフトCommanderにより行います。ハウジングはIP67等級で飛沫に対して保護されます。チャージコントローラ内蔵でコンパクトな計測システムを実現できます。低消費電力設計(スタンバイ:<0.6mA、アクティブ:<23mA)で無電源環境での使用が可能です。
特徴
- 高信頼性、低消費電力:電源のない場所でのモニタリングに最適
- バッテリー(内蔵および外部電池対応)とソーラーモジュールを組み合わせて単独運用が可能
- チャージコントローラー内蔵(ソーラー最大40W、バッテリー最大50Ah12V)
- Sommer社製各種センサに標準対応、社外センサも接続可能
- バックライトディスプレイ付き
- RS-232、RS-485またはBluetooth(技適取得済み)による設定可能
- USBメモリまたはBluetooth(技適取得済み)によるデータ回収
- 8MB内蔵メモリ搭載
- コンパクト、防水加工されたアルミニウムハウジング
- Ethernetポート搭載(CSM-MRL-8)
ソフトウェア(Commander)
データロガーの設定は付属のCommanderソフトウェアで行います。
PCとの接続
PCとの接続は下記の3種類となります。
【RS-232】
- Commanderソフトウェアをインストールする
- RS-232 to USBケーブル(専用品)をデータロガーとPCのに接続する
- 下図のように電源を接続する
- CommanderのCommunication Assistantを使って接続する
【Bluetooth】
- Commanderソフトウェアをインストールする
- Commanderソフトウェアを起動する
- データロガーに電源が入っていることを確認する
- データロガーの[DATA BT]ボタンを表示が「hold for BT」から「waiting for BT no access」となるまで押し続ける
- CommanderのCommunication Assistantを使って接続する
- 接続の種類を「Bluetooth」にすると接続可能なデバイスが表示される(下図)
【Ethernet】
- Commanderソフトウェアをインストールする
- Commanderソフトウェアを起動する
- CommanderのCommunication Assistantを使ってSocket Connectionで接続する
- IPアドレスとポート番号を入力する(下図)
- 接続が成功すると機器リストが下記のように表示されるのでYESを押す
仕様
全般
スクロールすることができます
電源 |
11.5-28 VDC; 過電圧、逆接防止機能付き |
消費電流 |
Active: <23 mA @12V |
センサ供給電源 |
100 mA @ 5V |
本体メモリ |
不揮発性8MBメモリ (約1,000,000データ) |
計測インターバル |
2秒-12時間 |
動作環境 | -30℃~60℃ 10~95% *低温時、液晶ディスプレイは使えません。 |
保管環境 | -40℃~85℃ 10~95% |
寸法 |
CSM-MRL-8:180 x 150 x 90 mm(W x H x D) CSM-MRL-8E:180 x 150 x 90 mm(W x H x D) |
重量 | 1610g |
入出力
スクロールすることができます
入力 |
4 x アナログ電圧 0-2.5 V 16bit(3xシングルエンド 1xディファレンシャル) |
デジタルセンサインターフェイス |
3xリレースイッチ(それぞれ500mAまで) 1x RS-232 (1200…115200 Baud, ASCII protocol) 1x RS-485 1x Ethernet (RJ45, 10/100Base Mbps, full and half duplex, surge protected) 1x USB 1x Bluetooth |
対応センサ
SDI-12センサ、電圧、4-20mA出力機器の他、Sommer社各センサに対応しております。