概要
霧・雨・雪などの気象条件での視界の変化を具体的数値として計測します。
車両の運行など交通機関の警報システム、また視程悪化監視システムなど危険をいち早く感知する必要のある用途に最適です。
超小型視程計は小型で堅牢なため、持ち運びも容易です。野外試験の環境測定や気象データ収集、部品として他機器への組み込みなどにも利用されています。小型で組み込みが簡易、かつ安価なので、霧検知・吹雪検知・豪雨検知などのシステム構築の際のセンサー部分として役立ちます。
アプリケーション
高速道路
・ 視程悪化時の警報や注意喚起システムの構築
・ 視程に応じて、照明や道路情報板の輝度調整
建設現場
・ 濃霧、吹雪などによる視程悪化時の、作業中止判断や警報システムの構築
車両搭載
・自動運転で利用するLiDARやその他センサへの環境(霧、雨など)による影響を評価
仕様
スクロールすることができます
CIR-MiniBSV |
CIR-MiniBSV 10K |
CIR-MiniBSV FAST(Indoor) | |
特徴 |
光学の測定方法を用いて、視程を算出 |
標準モデルの測定算出距離を10kmまでに拡張 |
屋外用に比べ、測定エリアや測定時間などが改良 |
測定方式 | 後方散乱 | ||
測定算出距離 | 20m~4km | 10m~10km | 2m~1km |
最高感度 | 25cm | 25cm | 20cm |
精度 | ±30% |
±30% (視程算出範囲~2kmまで) |
±30% |
暖気時間 | 約1分間 | 10秒 | |
データ出力間隔 | 30秒 | 1秒 | |
光源波長/出力 | 850nm | ||
光源出力 | 約3mW LED Class 1M | ||
寸法(幅×奥行×高さ) | 68㎜×34㎜×45㎜ | ||
インターフェース 通信形式 |
デジタル:RS232 アナログ:0~5V |
デジタル:RS232 (1,200 bps8N1) アナログ:0~5V |
デジタル:RS232 (19,200 bps8N1) アナログ:0~5V |
重量 | 約170g | ||
使用環境温度 | -20~+50℃ | ||
電源 | DC12V | ||
電力消費量 | 50mA以下 | ||
データ出力 | RS232デジタル出力(アナログ出力0-5V出力も一部可能) | ||
オプション | 固定治具・ヒーター |
配線について
こちらの視程計は、ご希望の場合は、電源ソケットやUSBコネクタへの配線を行った状態での納品が可能です。
スクロールすることができます
配線処理無し | 配線処理あり |
下記、配線情報 |
【電源】 AC100/DC12V変換電源アダプタ |
【通信】デジタル:USB出力 or D-Sub9ピン出力 ※両方のコネクタ接続も可能 アナログ:デジタルと同時出力可 |
設置例
道路、橋梁、空港、港湾施設
トンネル内