コンセプト
Humi Pumpは一つのハンドル操作で自由に湿度を発生します。
発生精度の追求はもちろん、電源を必要としないなど、機動性も重視した設計を行っております。
校正に必要な経験や熟練をなくし、校正場所も選ばず『世界中どこでも湿度校正を可能にする』これがポータブル湿度校正器Humi Pumpのコンセプトです。
概要
現場で「湿度計の校正をする」 こんな単純なことが非常にむずかしいことでした。
今までの湿度校正器の発生方法はJIS B 7920の中の湿潤空気の発生方法に記載された4つ(分流法、二温度法、二圧力法、二温度・二圧力法)だけですが、すべてに電源が必要なため、第5の発生方法「体積法」(分流法の発生原理に基づいた発生方法)を創り出しました。
2本のシリンダを1つのハンドルで操作可能にした特許技術(特許第3969731号公報)です。
シリンダをスライドさせることにより10~80%rhの範囲で湿度を調整可能、手動によるポンピングで無電源にて使用できます。
特長
- 電源不要
- 7kgと小型軽量なので、現場に運搬可能
- 独自技術の体積法の湿度発生原理により場所を選ばず、スピーディーに湿度計の簡易チェック・校正が可能。
- 基準の湿度センサとの比較により精度の高い校正が可能。
- 少量のサンプル、粉体、食品、医薬品などを袋内に入れ、調湿空気をHumi Pack内に密閉することにより、湿度発生装置として使用することも可能。
仕様
スクロールすることができます
型式 | CDK-HumiPump |
発生方法 | 体積法 |
湿度発生範囲 | 10~80 %rh |
湿度精度 | 10~70 %rh ±3 %rh at室温 |
80 %rh ±5 %rh at室温 | |
予め校正された湿度センサと比較する事により、更に高精度な校正が可能になります。 | |
湿度安定時間 | 5 分程度(校正対象センサの応答時間による) |
使用温度範囲 | 5~35 ℃ |
保管温度範囲 | 満水時 5~40 ℃ |
排水時 -10~50 ℃ | |
校正袋の大きさ | 約(W)170 ×(D)220 mm |
校正ポンピング回数 | 20 回 |
1ストローク時間 | 8~12秒程度 |
電源 | なし |
重量 | 約 7 kg |
外形寸法 | 約(W)480 ×(H)360 ×(D)165 mm |
付属品 | 専用校正袋(3 枚)、純水、給水用ボトル、乾燥剤(オーブン加熱等により再生可能) |
校正器用 標準湿度計 仕様
スクロールすることができます
型式 | CDK-HP32-C1mset (CDK-HC2A-S温湿度センサー, 1mケーブル付属セット) |
測定範囲 | -50~100℃* 0~100%rh (CDK-HC2A-Sの場合 *センサプローブ種類による) |
精度(at23℃) | ±0.1℃ ±0.8%rh (CDK-HC2A-Sの場合、*センサプローブ種類による) |
応答速度 | 15秒(CDK-HC2A-Sの場合、*センサプローブ種類による) |
本体動作環境 | -10~+60℃ 0~99%RH(結露なきこと) |
表示機能 | バックライト付きLCD 温度、湿度、2x演算値の4要素を表示校正用Hahdy温湿度計 記録のグラフ表示 |
表示分解能 | 0.1℃ 0.1% 0.1(演算値) |
演算表示 | 温度(℃)、湿度(%rh)、露点(℃)、湿球温度(℃)、エンタルピ(J/g)、絶対湿度(g/m3)、混合比(g/kg)、飽和絶対湿度、飽和水蒸気圧 |
検出素子 | 温度:PT100 湿度:高分子容量式 IN-1 |
データ記録 | 1秒~24時間インターバル 8要素x8,000データ記録 |
I/F | Micro-USB |
本体寸法・重量 | H150×W65×D31 185g (センサ部含まず) |
保護等級 | IP65 |
内蔵バッテリー | リチウムイオンバッテリー 表示オフ、30秒インターバル計測:48時間 |
付属品 | 本体、CDK-HC2A-S温湿度センサー, 1mケーブル付、ソフトケース、Micro-USBケーブル、ソフトライセンス) |
オプション | センサ接続ケーブル 0.3m, 1m, 2m, 5m 5m以上~100mまで延長可能(お問い合わせ下さい) |
校正オプション | JCSS校正証明別途 |