CDC-ATMOS-14
SDIデジタル簡易温湿度気圧センサー

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概要

空気中の温度と湿度、気圧の測定ができます。頑丈なデザインは、過酷な条件での長期間の測定を可能にし、標準的な気象モニタリング、蒸発散測定、ミクロ環境モニタリング、温室モニタリングおよび制御、カビ防止/改善のための建物の湿度モニタリングなど広い範囲で利用できます。

<参考>
アナログ温湿度センサー
アナログ小型温湿度センサー
SDI温湿度センサー
SDI温湿度・気圧センサー

仕様

スクロールすることができます

項目 品名 CDC-ATOMOS-14
温度 測定項目  温度・湿度・気圧 
 温度測定範囲 -40~80℃ 
温度精度  ±0.5~±1℃(下図参照) 
0.5℃(0-60℃)
応答速度 400秒
安定性 0.04℃/year
 温度分解能 0.1℃ 
湿度  湿度測定範囲 0~100%RH 
湿度精度  ±2%~±12%(下図参照) 
±5%(0-60℃, 15-100%)
応答速度 40秒
安定性 0.5%/year
 湿度分解能 0.1%RH 
水蒸気圧
(計算値)
測定範囲  0~47kPa
精度 max ±6.3kPa
 分解能 0.001kPa 
気圧 気圧測定範囲  50~110kPa 
 気圧精度 ±0.4kPa 
 気圧分解能 0.01kPa 
全体  センサータイプ サーミスタ(温度)、静電容量(湿度) 
 印加電圧 3.6~15VDC、待機時0.03mA、測定時4mA 
 電圧印加時間 300ms 
 出  力 SDI-12、又はSerialTTL(3.6Vレベル) 
 動作温度範囲 -40~80℃ 
 ケーブル長さ 5m(延長、又は指定の長さで製造可) 
配線
 コネクター 3.5mmステレオプラグ、又は先バラ3芯ケーブル(オプション) 
 センサー寸法 2(直径)×5.4(長さ)cm 

温度センサー精度

湿度センサー精度

Tetensの式について

Tetensの式は、飽和水蒸気圧(気温に対する空気中の水蒸気が飽和する時の圧力)を計算するための公式です。この式は、気象学や環境科学などで湿度や蒸発量を計算する際に使用されます。

以下、絶対湿度から相対湿度への単位換算式です。

  相対湿度(%)=絶対湿度(kg-水蒸気/kg-乾き空気) / 飽和水蒸気量(g/m3)× 100

■Tetensの式

 Tetensの式の一般的な形は以下の通りです。

 Tetensの計算は、比較的簡単で精度も高いため現場でよく使われます。

     Tetensの式
      e(t) = 6.1078 × 10^[ a・t / (t + b)]

      ※水の場合「a=7.5、b=237.3」
      ※氷の場合「a=9.5、b=265.5」

      ※tは気温(℃)

■相対温度から絶対温度を換算

 相対湿度と絶対湿度の換算式では、必ず飽和水蒸気量(圧)を求める必要があります。

 1.気温(t℃)から飽和水蒸気圧eを導き出す(単位:hPa)
   飽和水蒸気圧e=6.1078 × 10[7.5 × t / t + 237.3]

 2.飽和水蒸気圧eから飽和水蒸気量aを導き出す(単位:g/m3)
   飽和水蒸気量a=217 × e / t + 273.15

 3.飽和水蒸気量aに相対湿度をかける(単位:g/m3)
   絶対湿度(体積絶対湿度)VH=a × RH / 100

  ※上記の計算では1気圧(1013.25hPa)を前提としています