C-HygroVUE5/10
SDI温湿度センサー

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概要

CーHygroVUE10

CーHygroOVUE5

C-HygroVUE5および10は、SDI デジタル出力の温湿度センサーです。C-CR300C-CR1000XC-CR800、などのSDIポート(デジタル)に直接接続可能な低消費電力の温湿度計です。
ステンレスメッシュフィルターとテフロンフィルターにより、大気中の塵の影響を最小限にしています。
C-HygroVUE5/10はスイス製の次世代CMOsensテクノロジーにより、高精度、高安定性のある計測を実現しています。
温湿度素子はフィールドで容易に交換ができます。

C-HygroVUE10が5より優れている点は以下の通り
・ケーブルコネクタ有り
・NISTトレーサブル
測定には、日射の影響を避けるために、専用のシェルターをお勧めします。

<参考>
アナログ温湿度センサー
アナログ小型温湿度センサー
SDI温湿度センサー
SDI温湿度・気圧センサー

特長

  • 一体型温湿度エレメント使用
  • フィールドでの容易な温湿度素子交換可能
  • SDI-12出力で長距離伝送が可能 ケーブル総長さ 300m/1ポート
  • シンプルなデータロガープログラム
  • 低消費電流
  • 高耐環境性
  • 標準M12コネクタでIP67の防塵防水レート(CーHygroVUE10)
  • NISTトレーサブル(CーHygroVUE10)

計測

スクロールすることができます

複合計測 他の計測要素と一緒に測定するデータロガー
6chまでの測定には、C-CR300C-CR800/850シリーズ
6ch以上200chくらいまで、C-CR1000Xシリーズ

仕様

スクロールすることができます

項 目 温度 湿度
センサータイプ CーHygroVUE5 CーHygroVUE10 CーHygroVUE5 CーHygroVUE10
チップ交換
ケーブル
コネクタ
NIST traceable
センサー 静電容量式 温湿度一体型エレメント
Sensirion SHT35
計測範囲 -40~+70°C 0~100%
精度 ±0.4°C @-40~+70°C ±0.2°C @-40~+70°C ±1.8%(0~80%) @25°C ±1.5%(0~80%) @25°C
±0.3°C @-20~+60°C ±0.1°C @-20~+60°C ±3%(80~100%) @25°C ±2%(80~100%) @25°C
短期ヒステリシス <±1%
長期ドリフト <0.03°C/年 ±0.5%/年
分解能 0.001°C 0.001%
再現性 0.04°C(3σノイズレベル) 0.05%(3σノイズレベル)
応答速度 <130秒(63%応答時間@風速1m/s) 8秒(63%応答時間@風速1m/s)
通信規格 SDI-12 V1.4
動作電圧

7~28Vdc

最大消費電流 待機時  50 μA/計測時  0.6 mA (要 0.5 秒)
動作温度範囲 -40~+70°C
筐体材質 UV安定性、白色PET-P
防水・防塵性  IP67
センサー保護 ガラス繊維強化ポリプロピレン、30μメッシュステンフィルター、
PTFE(テフロン)ろ紙
センサー
コネクタ
5
10 M12、4ピンオス型
大きさ/重量
筐体直径
5 12.5mmφ x 115mmL
10 18mmφ x 180mmL / 50g(本体) 250g(5mケーブル込)
配線 Pin 意味
1 電源(DC7-28V)
2 SDI-12
3 G
  クリアー Shield
シェルター内蔵例

Tetensの式について

Tetensの式は、飽和水蒸気圧(気温に対する空気中の水蒸気が飽和する時の圧力)を計算するための公式です。この式は、気象学や環境科学などで湿度や蒸発量を計算する際に使用されます。

以下、絶対湿度から相対湿度への単位換算式です。

  相対湿度(%)=絶対湿度(kg-水蒸気/kg-乾き空気) / 飽和水蒸気量(g/m3)× 100

■Tetensの式

 Tetensの式の一般的な形は以下の通りです。

 Tetensの計算は、比較的簡単で精度も高いため現場でよく使われます。

     Tetensの式
      e(t) = 6.1078 × 10^[ a・t / (t + b)]

      ※水の場合「a=7.5、b=237.3」
      ※氷の場合「a=9.5、b=265.5」

      ※tは気温(℃)

■相対温度から絶対温度を換算

 相対湿度と絶対湿度の換算式では、必ず飽和水蒸気量(圧)を求める必要があります。

 1.気温(t℃)から飽和水蒸気圧eを導き出す(単位:hPa)
   飽和水蒸気圧e=6.1078 × 10[7.5 × t / t + 237.3]

 2.飽和水蒸気圧eから飽和水蒸気量aを導き出す(単位:g/m3)
   飽和水蒸気量a=217 × e / t + 273.15

 3.飽和水蒸気量aに相対湿度をかける(単位:g/m3)
   絶対湿度(体積絶対湿度)VH=a × RH / 100

  ※上記の計算では1気圧(1013.25hPa)を前提としています