概要
Drill & DropプローブSEN-DD6は簡易設置が可能な一体成型土壌水分プローブです。プローブ長は60,90,120cmの3種類で、5cm深度から10cm間隔でセンサーが内蔵されており、各深度の土壌水分と温度が測定できます。
一体成型されているため設置が容易で、定期的に設置場所を変える必要がある場合や、一年生作物のモニタリングに最適です。メンテナンスフリーで使用できるため、メンテナンスによるデータの欠落リスクが少なく、
長期に亘る水分値と温度の傾向やシーズンごとの比較ができます。
センサーは精巧なテーパ構造をしています。そのため、センサーが穴の奥までスムーズに挿入できます。
SDI-12 インターフェースを介してキャンベル社製データロガーなどと通信し、多点の水分値と温度を記録させることができます。SDI-12の最大ケーブル長は60mです。
仕様
スクロールすることができます
型式 | CST-SEN-DD6 | CST-SEN-DD9 | CST-SEN-DD12 | |
センサー長 | 60cm | 90cm | 120cm | |
納期の目安 | 在庫有り | 在庫有り、ただし、3本以上の場合、納期かかります | ||
センサー数 | 6 | 9 | 12 | |
センサー深度センサー深度 | 5,15,25,35,45,55cm | 左+65,75,85 | 左+95,105,115 | |
5cm深度から10cm 間隔 | ||||
測定範囲 | 絶乾~飽和 (Oven Dry to Saturation) | |||
センサー径 | 頭頂部:30mm 底部;27.5mm |
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挿入用オーガー (オプション) |
専用オーガー + 挿入アダプター | |||
インターフェース | SDI-12 | |||
電源 | 12V | |||
消費電流(mA) | スリープ時 | 0.52~0.55mA | ||
待機時 | 18~20mA | |||
計測時 | 35~38mA | |||
分解能 | 水分値 | 1:10,000 | ||
温度 | 0.3℃ | |||
誤差 | 水分値 | ±<2% | ||
温度 | ±2℃ @ 25℃ | |||
動作温度範囲 | -20~60℃ | |||
埋設方法 | 専用のオーガにより穴を開けた後、挿入する。 90cm以上は土壌により大変な場合もある |
オプション(挿入用オーガー)について
Drill & DropプローブSEN-DD6は挿入する穴を掘るための専用オーガーがあります。
オーガーもセンサーに合わせた精巧なテーパ構造をしています。
そのため、センサーが土と密接した状態で設置でき、カオリナイト混合液等で間隙を埋める必要がありません。
カオリナイト混合液等を使わないことにより、より正確な土壌の情報を計測できます。
また、撤去の際に専用のハンドルを使う事で簡単に撤去できます。土壌が固い場合は、ハンドルにジャッキを取付けて使用することもできます。
計測について
計測後グラフにすることにより、深度ごとの根の吸水状況を知ることができます。
グラフが細かく波打っているように見える箇所からは、日中光合成を行う時に根が水を求めるため値が下がり、
夜間はそれが無いため横ばいになっていることが確認できます。
そこから作物への水ストレスを把握することができ、有効に活用できれば作物の糖度を上げることもできます。
メーカーがあるオーストラリアでは、Sentek社のセンサーを活用して収益を増やしているワイナリーも存在します。