CDC-TEROS-54
土壌水分プロファイルプローブ(CDC-TEROS-54)

概要

CDC-TEROS-54プロファイルプローブは、精度や耐久性を犠牲にすることなく、測定プロセスの全てのステップを容易にするように設計されています。土壌水分量と温度センサーは15、30、45、60cmの深さに配置されており、土壌ピットや面倒なセンサー回収を必要とせず、根域の測定が可能です。


CDC-TEROS-54の設置は、大型の掘削装置やパイロットチューブのコスト、手間、時間を省くことができます。2cmの穴を開けて、頑丈なクワッドフィン・プロファイルセンサーを土壌に打ち込むだけです。これにより、センサーと土壌の接触がよくなり、より正確な測定が可能になります。また、TEROS 54の取り外しは専用ツールで簡単に行えるため、年間を通してセンサーの設置・撤去が何度も必要となる作物に最適なセンサーです。


特徴

  • 多深度土壌水分プロファイルプローブで、体積含水率と温度を測定
  • パイロットチューブ不要で、小さな穴に設置可能
  • ハンマーで直接土に打ち込むため、プローブと土壌が密に接触(※別売)
  • 専用ツールで引き抜くことが可能(※別売)
  • プラグアンドプレイで簡単操作
  • ほぼリアルタイムで、全てのデータをリモートで確認(※ZENTRA クラウド使用時)
  • 季節ごとにセンサーの設置・撤去が必要な年次作物や土壌に最適
  • データロガーの1ポートあたり、より多くの測定が可能
  • クワッドフィン構造採用で、より大きな測定影響範囲
  • 設置・撤去時の労力軽減
  • 研究用レベルの正確な土壌水分測定
  • ほとんどの根域とその周辺のプロファイルを測定
  • 設置や過酷な条件下での使用にも耐えうる堅牢な設計

仕様

スクロールすることができます

体積含水率(VWC)
 測定範囲

鉱物質土壌キャリブレーション : 0.00~0.70m3/m3

見せかけの比誘電率(εa) : 1~50(土壌範囲)、1(空気)、80(水)

※VWC範囲は、センサーがキャリブレーションされる媒体に依存します。

 カスタムキャリブレーションは、ほとんどの媒体に必要な範囲を適合させます。

分解能 0.001 m3/m3
精度

一般的なキャリブレーション : 溶液EC < 8 dS/mの典型的な鉱物性土壌で±0.05m3/m3

媒体特有のキャリブレーション : あらゆる多孔質媒体で±0.02~0.03m3/m3

見かけの比誘電率(εa) : 1~40(土壌範囲) ±1(εα)(単位なし)、40~80 測定値の15%

誘電率
 測定周波数 70 MHz 
温度
 測定範囲 -20 ~ 60 ℃
分解能 0.03 ℃
 精度 ±0.35℃(-20~0℃)、±0.25℃(0~60℃)
通信仕様
出力

DDI SerialおよびSDI-12 communication protocol

3-wire cable version、4-wire cable version

RS-485 Modbus RTUおよびtensioLINK serial communication protcol

4-wire version

一般仕様
寸法

長さ 75.0 cm、直径(シャフト) 6.0 cm、幅(ヘッド) 11.0 cm

動作温度範囲 -20 ~ +60 ℃

標準ケーブル長

5m(ステレオプラグとストリップ錫ワイヤー)
75m(最大カスタムケーブル長)
5m(M12コネクター)
※標準長さ以外のケーブルが必要な場合はお問い合わせください。
ケーブル直径 ステレオプラグ : 4.2±0.2mm、ジャケットの最小値は0.8mm
M12プラグ : 5.5±0.2mm、ジャケットの最小値は1.0mm
コネクター寸法 3.50mm(直径)、14.4mm(M12直径)
コネクタータイプ

ステレオプラグコネクターまたはストリップ錫ワイヤー

4-pin M12コネクターまたはストリップ錫ワイヤー

導体ゲージ

ステレオプラグ : 22-AWG/24-AWGグラウンドワイヤー

M12プラグ : 22-AWG

コンプライアンス

EM ISO/IEC 17050: 2010(CE Mark)

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データロガー

CDC-ZL6
METER社のセンサーが6ch計測できます。
標準でモバイル通信モジュールが装備されています。