概要
C-CR1000X、C-CR800などのデータロガーに直接接続可能な、TDR方式の土壌水分センサーです。メンテナンスフリーなので、長期間の連続観測、寒冷地、乾燥地に最適です。
電源コントロールをして、省電力化でき、かつ、コストパフォーマンスに優れているので、多点、無人観測にも適しています。原理は、センサーロッド間の電磁波の速度が、ロッド間の誘電率(水分)の変化に影響されることを用いています。30cmのロッド中の平均含水率が得られます。センサーは、2本のロッドと制御部が一体となった構造で、防水構造なので、土中に埋設することができます。ロッドは、あらゆる角度で土壌に挿入することができます。C-CR1000では、16(本体のみ)~96ch(MPX2台使用)の測定が可能です。
C-CS615の後継機で、従来よりも電気伝導度の高い土壌での計測や温度依存性を改善させています。
仕様
スクロールすることができます
型式 | C-CS616 | |
対象データロガー |
C-CR1000X,1000,800,3000,5000,
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出力 | ±0.7V 方形波 周期10~500usec以下 (100kHz~2kHz) |
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ロッドの大きさ | 300L*3.2mmφ 32mmの間隔で2本 | |
ヘッド部の大きさ | 85L*63W*18Dmm | |
重さ | 280g ケーブルの重さ 35g/m | |
電源 | 5-18VDC, 65mA@12VDC(動作時) 45uA(非動作時) | |
分解能 | 0.1% | |
精度 | ±2.5%(導電率0.5dS/m以下、比重1.5g/cm3以下、含水率0-50%) | |
最大ケーブル長さ | 305m |
注意:CS615とプログラム命令が変わっていますので、プログラムの互換はありません。
CS615/616の違い
スクロールすることができます
CS615 | CS616 | |
出力波形振幅 | ±2.5VDC | ±0.7VDC |
方形波の周波数 | 0.5-1.4kHz | 23kHz-67kHz |
電源 | 9-18VDC | 5-18VDC |
Enable 電圧 | >1.3VDC | 4-18VDC |
オプション
CS650G 挿入ロッド
硬い土壌などに、予めこのロッドで挿入用の穴をあけておきます。ハンマーでたたき込む事もできます。