概要
メタルウェファーは米国カリフォルニア州の資源局(Resources Agency)に於いて1974年に開発された積雪重量計測装置で、1983年我が国に於いて電気的な記録ができるように改良され、北陸地方の積雪に対して実用性が確かめられました。本製品は新規に開発した各種表示装置及び警報装置をメタルウェファー本体と組み合わせ、システム化したものです。
動作原理
ステンレス薄板製の偏平容器4枚(又は2枚)の中に液体(不凍液)を充填し容器内の圧力を圧力センサーで電圧出力に変え積雪重量値を計測表示します。
特徴
- 測定部はステンレス製で耐候・耐久性に優れています。
- 感知部の有効面積が広いので測定値の信頼性が高い。
- 単位面積当たりの積雪重量が簡単に直読できます。
- 機械的可動部が無いため保守点検が簡単です。
- 消費電力量をきわめて小さい。
仕様
スクロールすることができます
構成 | メタルウェファー本体(4枚/2枚)・圧力センサー・校正装置・不凍液他 |
周囲温度 | -20~+40℃ |
取付場所 | メタルウェファー本体・・・屋外(周囲5m以内に樹木、建物がないことが望ましい) 圧力センサー・・・・・・・・屋外(メタルウェファー本体、近傍50cm以内) |
計測方法 | メタルウェファー本体の感知した積雪重量を圧力センサーにより電圧信号に変換 |
測定範囲 | 0~2,500kg/㎡(最大5,000kg/㎡まで可能・・・特注品) |
測定精度 | ±10kg/㎡以内 |
直線性 | 測定範囲以内において直線 |
出力信号 | 4-20mA(2線式) |
電源 | 8-30V |
換算値 | 積雪重量0~1,999kg/㎡(ロガー内部演算値) |
用意する物 | 水・砂・枠の板 |
メタル(1枚当たり) | センサー箱 | |
大きさ | L2000×W1000×D10mm | 700×205×175mm |
重量 | 10kg | 7.2kg |
材質 | SUS304 | SUS304 |
設置枚数 | 設置面積 | 砂の量 |
4枚 | 5.5×2.7m | 1.5m3 |
2枚 | 3.5×2.7m | 1.0m3 |
電流計測について
電流信号を出力する変換器には、4線式と2線式があります。
スクロールすることができます
4線式 | 2線式 |
4線式では、電源2線と信号2線が分かれています | 2線式では、供給電源の消費電流がそのまま電流信号(4~20mAなど)になります。 |
※ <注意>端子の並び方、呼び方は機種によって異なります。 |