CHF-SRC02
日射計校正装置

概要

ハクセフラックス社の日射計屋内校正装置です。

ISO 9847 “Solar Energy – Calibration of field pyranometers by comparison to a reference pyranometer”に記述されている、屋内校正方法であるダイレクトビーム校正方法に準拠して行います。また、校正はプログラムされた手法により、自動的に行われます。
この装置で校正する場合は、同機種の準器と比較して校正します。
クリマテック(株)では、この校正装置を用いて、国内でWRRトレーサブルの日射計と校正をする事が出来ます。

特徴

・ISOの手法に準拠している
・野外校正で校正係数の中に含まれるコサイン特性(方向エラー)が、鉛直光源なのでない。
・短時間で校正できるので、校正費用が安価

校正対応日射計

国内校正対応日射計
・CHF-SR30
・CHF-SR20
・CHF-SR15
・CHF-SR11
・CHF-SR05
・CHF-SR03
・CHF-LP02
その他日射計は別途お問い合わせください。

仕様

スクロールすることができます

ランプ タングステン ハロゲンランプ
波長範囲 200-3000nm
校正方法 ISO 9847準拠
校正基準 WRRにトレーサブルな準器

日射計の気象庁検定について

気象業務法に定める、気象測器の検定が必要な場合は、CHF-SRC02での校正とは別に気象庁検定を受ける必要があります。クリマテックは、気象庁が認定する電気式日射計の認定測定者です。
型式取得済日射計はクリマテックにて気象庁検定が取得可能です。検定は屋外にて行います。

屋外校正の特徴

屋外で準器と並べて比較する全天日射計校正方法はISOで規定されており、日本でも一般的ですが、野外で太陽光を用いる事から以下の特徴があります。

長所

  • レンジが広い
  • 太陽の平行光線を用いる事が出来る

一方で欠点としては

天気の良い数日渡る期間が必要なので、

  • 環境温度の影響を受ける。
  • 露や汚れなど、注意深く清掃する必要がある。
  • 雲や水蒸気による、太陽光変動の影響を受けやすい
  • 校正自体に、コサインエラー(方向応答特性)を含むので、特にクラスCの校正には不向き