ラインナップ
- CHF-SR30 内蔵ファンにより結露降霜防止
- CHF-SR25 外側ドームにサファイア(内側ガラス)
- CHF-SR22 二重クォーツ(水晶)ドーム
- CHF-SR20 二重ガラスドーム
- CHF-SR25-D2 デジタル出力タイプ
- CHF-SR20-D2 デジタル出力タイプ
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概要
CHF-SR20/22/25 全天日射計は、ISO9060規格の中で最高ランクに分類されるClassA(セカンダリースタンダード 二次準器)日射計です。高精度な日射測定、研究目的、比較用の標準器(スタンダード)として適しています。
ヒーターと温度計が内蔵されており、結露、降霜の防止するとともに、温度補正式を適用すると、-30~+50℃の温度範囲で±0.4%という、極めて小さい温度依存性になります。
CHF-SR22はクォーツ二重ドームを採用しているので、測定波長範囲が広く、地表面に到達する太陽光のスペクトルレンジをほぼカバーしており、BSRNなど、高精度な観測に適しています。通常は、CHF-VU01 通風ファンと組合せて使用します。通風ファンを使用しているので、1-2週間に1回のフィルター交換など保守の可能な観測所に推奨されます。
CHF-SR25は外側にガラスより格段に熱伝導率の高いサファイアドームを採用しており、本体とドームの温度差を最小にしています。このため、夜間のゼロオフセットaをほぼ0にしています。ヒータを使用すると、夜間から早朝における赤外放射冷却による外側ドームへの結露をわずか1.5Wのヒータで抑える事が出来き、早朝の結露による測定誤差を最小の電力により回避できます。
CHF-SR20-D2はSR20にModbus出力と4-20mA出力の両方の出力を付加したものです。
改良された測定精度
全体の測定精度を向上させるために、”不確かさ(Uncertainty)”に関しての2つの主要要素 [キャリブレーション] と [ゼロオフセットa ] に 注目しました。初期[キャリブレーション]の不確かさを1.2%以下まで減らし、競合する同タイプの機器と比較すると15%の改善を実現させました。 [ゼロオフセットa ]は競合タイプの12W / ㎡(ファンなし)と 7 W/㎡ (ファン有り)と比較すると5 W/㎡ (ファンなし)に改善されました。すなわち、ファンを用いないシンプルな構造でも十分な性能が確保されています。
要望度の高いアプリケーション
CHF-SR20の温度依存性は非常に小さいので、極端な温度環境条件下(-40~+80 ℃)での使用に適しています。
CHF-SR20の温度特性は個別に校正され、製品毎に二次補正式が提供されます。内蔵される温度センサーの値を同時に計測して、この温度補正式を使用することにより、後段のデータ処理で温度依存性を最小にすることが可能になります。また、内蔵されているヒーターを使用することにより朝晩の露・霜による測定誤差も減少されます。
不確かさの評価
屋外での測定による”不確かさ(Uncertainty)”はあらゆる要素から起こりえます。この不確かさ評価についてのガイドライン;“Guide to Expression of Uncertainty in Measurement” (GUM) はCHF-SR20のマニュアル内に記載されています。また個々の測定における不確かさ評価をサポートするための計算ツールも提供可能です。
デジタル出力タイプ(CHF-SR20-D2)
太陽光発電所など、大規模な計測ネットワークに接続できる、RS-485、Modbus仕様のデジタル出力と4-20mAアナログ計装出力の両方を持つタイプをご用意しています。温度補正された日射量がネットワーク経由取得可能になります。
記録
日射計の記録は通常平均か積算してMJの単位で記録します。
例)1時間の平均日射量(W/m2)*3600秒*10^-6=1時間の積算日射量(MJ/m2)
電圧-MJ換算方法
精度良く記録するならC-CR800/C-CR1000
安価に記録するのであれば、小型ロガー(CUZ-LR5041,平均可能)
スクロールすることができます
CHF-SR20(ヒーターオフ:右側)とCHF-SR25ヒーターオン:左側)の違い 左側のサファイアドーム日射計 CHF-SR25は熱伝導率が良いので、ヒータの熱をドーム全体に伝えて結霜を抑制しています。 |
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高性能タイプ 温度特性に優れる (サファイアドーム) CHF-SR25 CHF-SR25-D2 |
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高性能タイプ 波長特性に優れる (二重クォーツドーム) CHF-VU01ファンと一体で使用する事により最高の性能を発揮します。 CHF-SR22 |
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標準タイプ CHF-SR20 CHF-SR20-D2 |
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結露・結霜防止ファン CHF-VU01 CHF-SR20/22/25/IR20用 |
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各種セカンダリースタンダード日射計 夜間オフセットaの長波放射に対する依存性(VU01ファン付) SR25は非常に小さいオフセットとなっている。 |
仕様
全てのセカンダリースタンダードの機種で、温度応答特性と方向応答特性の試験結果が個別に添付されます。
また、温度については、補正式(二次式)も個々に添付されます。
スクロールすることができます
型式 | CHF-SR30 | CHF-SR25 | CHF-SR25-D2 | CHF-SR22 | CHF-SR20 | CHF-SR20-D2 | |
特徴 | 外側ドーム:ガラス 内側ドーム:ガラス |
外側ドーム:サファイア 内側ドーム:ガラス |
外側ドーム:クォーツ 内側ドーム:クォーツ |
外側ドーム:ガラス 内側ドーム:ガラス |
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デジタル出力 | アナログ出力 | 4-20mA出力 デジタル出力 |
アナログ出力 | アナログ出力 | 4-20mA出力 デジタル出力 |
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想定使用条件 | 内蔵ファンにより結露降霜防止 Aクラス測定 |
ファンが使用できない条件(電力がない)だが、結露、降霜などの影響を小さくしたい場合。 CHF-SR20より、ヒータによる結露防止効果が大きく、そのためのファンは不要。 |
BSRNなど最高性能の日射計を保守環境の中で使用できる場合 | 経済的に高精度な計測をしたい場合。結露、降霜の影響を小さくしたい場合は、ファンを使用する。 | |||
特徴2 | メガソーラAクラス測定評価 | 研究目的、重要観測所、比較用準器 | |||||
内蔵ファンにより結露降霜防止 | 外側サファイアドームにより、温度特性が最高性能 | クォーツ二重ドームにより、測定波長範囲が広い | 2ndary standardの性能では経済的 | ||||
ISOクラス | ClassA(セカンダリースタンダード 二次準器) ★★★ |
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感度 | RS-485 2線 Modbus RTUモード デジタル出力のみ |
7-25mV/(kW/m2) | RS-485 2線 Modbus RTUモード 4-20mA/1.6kW/m2 |
7-25mV/(kW/m2) | RS-485 2線 Modbus RTUモード 4-20mA/1.6kW/m2 |
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標準出力レンジ | -0.1-50mV | -0.1-50mV | |||||
オプション出力 | 4-20mA/2kW/m2 | – | → | ||||
不確かさ (Uncertainty) |
校正 | < 1.2 % (k = 2) | < 1.7 %(k = 2) | < 1.2 % (k = 2) | |||
1 応答時間(95%) | 3sec | 3sec | 4.5sec | ||||
2a ゼロオフセット 赤外放射依存(200W/m2) |
<2 W/m2 (standard/mid power mode | <±1W/m2(VU01通風ありなしとも) | <±5W/m2(VU01通風なし) <2.5 W/m2 (VU01通風有り) |
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2b ゼロオフセット 温度依存(5K/hr) |
<±2W/m2 | ||||||
3a 非安定性 (経年変化) |
<± 0.5% (*1 | ||||||
3b 非直線性 (100-1000W/m2) |
<± 0.2% (*1 | ||||||
3c 方向応答特性 (ビーム放射に対して) |
< ±10W/m2 | ||||||
3d 波長選択特性 350~1500nm |
<± 3% | <± 2% | <± 3% | ||||
3e 温度応答特性 | <±0.4%(-30~+50℃温度補正済み) | <±1%(-10~+40℃) <±0.4%(-30~+50℃温度補正後):温度補正式付属 |
<±0.4%(-30~+50℃温度補正済み) | <±1%(-10~+40℃) <±0.4%(-30~+50℃温度補正後):温度補正式付属 |
<±0.4%(-30~+50℃温度補正済み) | ||
3f 傾斜応答特性 | <± 0.2% (*1 | ||||||
測定範囲(W/m2) | 0~4000 | -400~4000 | 0~4000 | -400~4000 | |||
内部抵抗 | – | 100~200Ω | |||||
電源 | 8-30VDC 0.1-2.3W |
– | 75mW @ 5.5-40VDC | – | 75mW @ 5.5-40VDC | ||
負荷抵抗 | – | – | ≦(供給電圧V-5.5)/0.02 max925Ω@24V、max325Ω@12V |
– | ≦(供給電圧V-5.5)/0.02 max925Ω@24V、max325Ω@12V |
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ヒーター | ファンヒータ内蔵 | 1.5W@DC12V ヒータ抵抗:95Ω 常時ONを推奨 |
1.5W@DC12V ヒータ抵抗:95Ω | – | |||
温度センサー | 内蔵 | Pt100 ClassA または サーミスタ- 10KΩ at 0℃ | |||||
ガラスドーム | ガラス二重ドーム | 二重、ただし 外側は サファイアガラスドーム |
クォーツ二重ドーム | ガラス二重ドーム | |||
大きさ | 68φx 95h mm(本体) | 150φx 85h mm | |||||
本体重量 | 約850g(5mケーブル) | 約600g | |||||
視野角 | 180度180度 | ||||||
動作温度 | -40~+80℃ | ||||||
材料 | アルマイト | ||||||
波長範囲 | 285-3000 nm(*1 | 190-4000 nm | 285-3000 nm(*1 | ||||
CHF-SR20/25/30 波長吸収特性 CHF-SR22 波長吸収特性 |
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キャリブレーション | WRR ISO 9847準拠 2年毎の再キャリブレーションを推奨 |
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再校正 | 日射計の再校正はクリマテック(株)の校正装置を用いて可能です。 | ||||||
ケーブル | 10m(600g) 4.8φ M12-Aコネクタ(IP67) |
10m(600g) 5.3φ | |||||
配線 | こちら | SR20/22/25 配線 SR20-D2 配線 |
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その他 | Pt100温度センサー・ヒーター内蔵(露、霜防止) | ||||||
D1,D2には設定、モニター、記録ソフト同梱(英語版) |
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オプション | – | 結露・結霜防止ファン |
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水平面・傾斜面 架台 |
型式 | CHF-PMF01 | |||||
対象日射計 | Hukse製日射計 CHF-SR30/25/22/20 15/11/05/03/LP02 IR02/IR20 |
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角度 | 0~90° | ||||||
材料 | アルマイト | ||||||
重さ | 0.25kg | ||||||
付属品 | M6X1、M5X4、 パイプ用クランプ(27-60φ)X2 |
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係数の換算方法 | 電圧をW/㎡ または J/㎡、kJ/㎡、またはMJ/㎡にする方法 換算方法についてはここを参照 |
取扱説明書
サイズ(SR20,25共通)
CHF-SR20/SR22/SR25
センサー設定
CHF-SR20-25の各種設定にはHukseflux社の専用ソフトウェア「センサーマネージャー」をご利用ください。
以下からダウンロードいただけます。