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概要
CDC-SRS 分光反射率計は、植物群落の植物指標(NDVI)、または分光反射指標(PRI)を連続的にモニタリングします。センサーを配備する目的は、緑の群落、群落閉鎖と群落老化の最初の様子を記録するためです。SRSの測定結果は、光捕獲、光の利用、生物季節学、バイオマス生産を決定するために使用します。
SRSは、2帯域の分光反射率センサーで、NDVI半球型、NDVIフィールド・ストップ型、PRI半球型、PRIフィールド・ストップ型の4バージョンがあります。NDVI計は、植生被覆状況を調べるのに用いられますが、緑葉は近赤線外領域での反射が大きく、可視波長で強い吸収が見られます。近赤外線と可視波長で測定した反射率の標準偏差は、植生被覆状況の指標となります。植物の表面から反射された光は、植生被覆の量とタイプによって極めて可変的です。このため、この表面を正しく特性化するには、多数のセンサーが必要になります。測定するセンサーには、半球型視野を持つテフロン製ディフューザが、20度視野のフィールドストップを選べます。この内どちらを用いるかは、その研究目的によって決まります。 半球型センサーは、植生の平均化という面では優れています。しかし、角度が傾くと、空も平均処理に含めてしまいます。それに比べ、フィールドストップ付きセンサーは、特定のスポットや特定の方向に的を絞ることができます。反射を計算するには、2つの帯域での入射が分かっている必要があります。反射した光とは異なり、入射はキャノピーより上では空間的に一様です。従って、植生指標を計算するには、多数の下向きのセンサーに対して、上向きのセンサーは1つあれば足ります。上向きのセンサーは水平設置し、半球型視野を持つタイプとします。
特徴
- 植生指標(NDVI)、分光反射指標(PRI)を連続的にモニタリング
- 既知の分光放射輝度、又は放射照度値に対してNISTトレースが可能な校正
- センサーは、上向き・下向き、単体・タンデム、水平・特定方向のいずれでも取り付け可能
- 経時的に生じるドリフトを低減するために、完全密閉型で紫外線耐久性を有する設計
- 校正時のドリフトは年間1%未満
以下の4種類があります。
- CDC-SRS-Ni (NDVI 半球型)
- CDC-SRS-Nr (NDVI フィールドストップ型)
- CDC-SRS-Pi (PRI 半球型)
- CDC-SRS-Pr (PRI フィールドストップ型)
マニュアル
- センサマニュアル(英語) (外部リンク)
記録
以下のロガーのSDIモードで記録
C-CR300 / C-CR800 / C-CR1000X
仕様
スクロールすることができます
型式 |
・CDC-SRS-Ni (NDVI 半球型) ・CDC-SRS-Nr (NDVI フィールドストップ型) ・CDC-SRS-Pi (PRI 半球型) ・CDC-SRS-Pr (PRI フィールドストップ型) |
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精度 | 10%以下 | |
NDVI波長 | 650nm±2nmと810nm±2nm、半値全幅10nm | |
PRI波長 | 532nm±2nmと570nm±2nm、半値全幅10nm | |
視野角 | 180°(半球型) 36°フィールドストップ型 | |
電源 | 印加電圧 | 3.6~15VDC、測定時4mA、待機時30μA |
電圧印加時間 | 300ms | |
出力 | SDI-12 (Ver.1.3) | |
動作温度 | -40~50℃ | |
コネクター | 3.5mmステレオプラグ、又は先バラ(オプション) | |
ケーブル長さ | 5m(延長可) | |
寸法 | 4.3×4×2.7cm | |
データロガー互換 | CDC-ZL6 |