システム例(PVモジュール設置角度=60度)
写真提供:産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所殿
技術協力:イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社殿
・無電源地域でのLIDAR運用に最適
・DC24V(18-28V)、最大100Wの定電圧電力が供給可能
・3日間の無日照に対応
・太陽電池(PVモジュール)で発電
概要
日本国内で一定のハブ高さ以上の風力発電機を採用する場合、ウィンドファーム認証を取得するために風況タワーでの風向風速計測と並行してドップラーライダー(以下LIDAR)による長期観測(1年以上)が必要となっています。並行観測が必要な要因として、風況タワーは法的制限により、地上から60m未満の高さまでしか建設できないですが、ハブ高さが60mを超えるような風力発電機の大型化が進んでいるため、風況タワーで観測できない高度での風向風速データが要求されるためです。本システムは商用電源を得ることが困難な場所で連続的にLIDAR観測を実施するためのシステムです。
太陽電池の発電量、バッテリーの充放電量、LIDARの使用電力量および現地斜面日射量は、C-CR1000Xデータロガーに記録されます。携帯電話の電波圏内では通信回線経由でデータを回収し、LIDARへの電源供給状態を確認することが可能です。LIDARの機種によっては電源OFF/ONなどの遠隔操作及びLIDARの観測結果のテレメトリー回収も可能となります。
仕様
スクロールすることができます
型式 |
C-PPUL |
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太陽電池容量 |
最大1900W (設置条件により変動します) |
バッテリー容量 |
最低288Ah@DC24V (無日照3日として、設置条件により変動します) |
出力電圧範囲 |
DC18-28V (定電圧化が可能です) |
最大出力電力 |
100W@DC24V(トリマ調整可能) |
モニタリング項目 |
各電圧、電流(30秒毎) 太陽電池入力電力、バッテリー充放電電力、負荷電力 モジュール面日射量(C-SR05-A 標準装備) |
動作温度 |
-20 to +45℃ |
計測ボックス |
680×848×240mm アルミ製 遮蔽板付 |
携帯通信 |
3G(docomoのみ)/4G(docomo, au, softbank)対応 |
オプション |
小型風力発電や燃料電池などの外部電源接続 ※事前にご相談ください |
○注意点 |