概要
C-CR1000Xの機能を絞ったモデルです。
標準のチャンネル数などが少なくなっていますが、拡張機能も
必要十分に備えています。液晶表示・キーボード付のC-CR850もあります。
- 標準タイプ:-25~+50℃
- C-CR800,C-CR850
- XTタイプ:広温度範囲タイプ4MBメモリータイプロガー
- C-CR800-XT:-55~+85℃
- C-CR850-XT:-30~+80℃標準4MBメモリータイプロガー
特徴
C-CR800はC-CR510の後継機で、C-CR1000(X)の機能を省いたプログラム可能な省チャンネルのフィールド用データロガーです。太陽電池など、豊富な電源オプションを用意していますので、無電源地域における長期計測が可能です。スイッチがなく、計測中でも通信が可能。プログラム可能で内部演算ができるので、省電力の計測制御、メモリーの有効活用が可能です。 拡張性もあり、多チャンネルの計測も容易です。印可電圧のコントロールができるので、ほとんどのセンサーが、変換器なしに直接接続できます。多チャンネルの複雑測定には、別にC-CR1000Xという、標準ロガーをご用意しています。
- メモリーが標準で4MB
- 通信ポートが2つある-ノートPCと直接接続可能 (Cポートで更に2つ通信拡張可能)
- アナログSEchが6ch(DIFFは3ch) (CR510はSE4ch DIFF2ch)
- アナログ入力レンジが±5000mV (CR510は±2500mVレンジ)
- 熱電対測定のための冷接点補償用サーミスターが内蔵(CR510は熱電対測定不可)
- SW12Vが追加 (CR510はなし)
- AM16/32、AM416、SDM機器対応 (CR510はSDIのみ対応)
- プログラム言語がCR-BASICに(BASICライクになりました)
- データ保存がTable管理になります。
- 動作状態を表示するLEDがついており、
- 電源が入っていて、プログラムが実行されていないと3秒おきに。プログラム実行中は15秒おきに点滅します。
関連製品
仕様
スクロールすることができます
基本仕様 | |
インターバル | 0.01秒(10ms)~30分(10msステップ) |
記憶容量 |
メインメモリー 4MB(単精度200万データ) フラッシュ領域(プログラム領域):512kB |
インターフェース |
COM1:CSI/O COM2:RS-232C(アイソレートされていない) 通信速度 300~115.2kbps 1stop 8data None |
時計精度 | 温度補正付、±3分/年 (-30-85℃)、±15分/年(-55-85℃ XT) |
電源 消費電流 |
標準9.6-16VDC (通常12VDC供給、逆接保護付) スリープモード:0.6mA以下、測定時:1mA(1Hz)、16.2mA(100Hz)、27.6mA(100Hz/w RS-232C) |
大きさ | 本体:241L×104W×51H 重量:0.7kg |
動作環境 |
標準タイプ: -25~+50℃(標準) 広温度範囲仕様: CR800:-55℃~+85℃ / CR850:-30℃~+80℃ |
プログラム言語 | CR-BASIC(従来のEdlogではないのでご注意ください) |
内部プログラム | サポートソフト(Logger net V3.4以後)にて作成。専用関数多数、同時にいくつかのインターバル測定可能、各種算術計算統計計算:最大、最小、平均、標準偏差、移動平均、チャンネル間平均、5次多項式、特殊演算:水蒸気圧(乾湿計、露点)、風のベクトル演算、相関、共分散、FFT、ヒストグラム、センサー・デジタル入出力・機器のコントロール(8ポート) |
拡張ソフト | 月報・年報・作図など(WINDOWS 7) |
入力仕様 | |
アナログ入力 | SE6ch(差動3ch) 13bitA/D |
アナログ入力レンジ |
レンジ ±2.5、7.5、25、250、2500、5000mV 分解能 0.67 2, 6.7, 66.7, 667, 1330μV 50/60Hzフィルター使用時のノイズレベル 0.19、0.58、1.9、19.2、95.9、192μV 精 度 0.06%(0-40℃)、0.12%(-25-50℃)、0.18%(-55-85℃ XTのみ) |
パルス入力 |
24bit2ch ・接点入力モード:無電圧 open:6ms、close:5ms、 ・高周波 モード:250kHzmax、±20Vmax、low<0.9 high>2.2V ・低周波ACモード:±20Vmax 20Hz(20mV)~20kHz(5V) |
入力種類 |
直接入力:電圧・ひずみ ブリッジ計測:6,4線フルブリッジ測定、2,3,4線ハーフブリッジ測定 アダプターつき入力:電流・抵抗・サーミスター・測温抵抗体、熱電対(T,E,K,J,B,R,S,N) |
アナログ拡張 |
4線*16チャンネル切替器 2台接続可能 最大64ch 2線*25チャンネル熱伝対切替器 2台接続可能 最大50ch |
周波数パルス入力 | 標準2ch(AC)、最大6ch(デジタルポートを3ポート利用)、最大250kHz |
出力仕様 | |
プログラマブル定電圧出力 |
2ch(±2500mV) 分解能0.67mV 駆動電流:±25mA 精度±0.12%(-25-50℃) ±018%(-55-85℃ XTのみ) |
常時5V定電圧出力 | 1ch(5V固定) |
センサー電源 | コントロール可能電源1ch(12V/900mA)、その他1ch(12V) |
デジタルI/Oポート 0-5V入力、出力 |
|
入出力ポート数 | 4ポート |
電圧仕様 |
出力電圧:high:5V±0.1V、low:<0.1V、出力抵抗330Ω、(負荷は不可) 入力電圧:high:3.8~5.5V、low:-0.3-1.2V、入力抵抗100kΩ |
パルス入力 |
接点入力:150Hzmax(5V印加) 高周波パルス入力:400kHz AC入力:不可 |
SDM |
SDM規格のコントロール機器(各種用意)、16台まで接続可能 3ポート使用 |
SDI-12 | 2ch 10台/port まで接続可能 |
RS-232C |
ch入出力 300-115,200BPS、7/8bit N/E/O対応。 最近のセンサーは、RS-232Cの入出力をする機器が多くなっています。 最大サンプル速度 超音波風速計の場合、4データで4Hz程度 1レコードサイズ、1kB程度まで 標準PC COMポートもRS-232C入出力として利用可能 |
注意 | CFカードなどは使用できません ストレージモジュール(SM4M / SM16M)やCR10KDは使用できません |
オプション
スクロールすることができます
データロガーからのデータ回収 ・電話回線経由の自動回収 ・ロガーのプログラム開発 ・データ表示 |
|
キーボードディスプレイ C-CR1000KD ・CR1000/CR800専用の表示、入力装置 ・8行×21文字 ・カスタマイズをサポート ・大きさ・重量 102 x 152 x 15 mm 272g ・使用温度範囲 : -25℃~+50℃ |
|
Pt温度センサー用、3線、4線Pt変換アダプター Pt測温抵抗体をデータロガーに接続するときに使用します。 |
|
CYG-5103などAC周波数出力センサーをCポートで計測するためのインターフェース(AC波をパルスに変換) |
|
純正収納ケースに組み込む際に、別売の小型周辺機器収納マウント(C-17565)を使用すると、周辺機器(小型に限る)を2段積みすることができるので、限られたスペースを有効に活用できます。 |
周辺機器
スクロールすることができます
拡張機器 | |
アナログch拡張 |
C-AM16/32:4線*16chまたは、2線*32ch拡張 C-AM25T:2線*25ch切替(熱電対温度補償付) |
RS-232C | RS-232C4ch入出力装置 |
アナログ出力 | 0-5Vの4chアナログ出力装置、アナログ機器用。演算結果を出力できる。 |
パルス入力 |
C-LLAC4:4chのCポート入力用変換器 |
リレーコントローラ | 16ch、AC、DCリレー制御 |
周辺機器 | |
太陽電池 | 10,20Wなど、各種用意 |
電源コントローラ | 標準7Ah鉛バッテリーつき充電コントローラ。目的に応じて選択可能 |
キーボード表示器 | 耐環境性が高いデータ表示、プログラミングターミナル(発売予定) |
収納箱 | 専用防水収納箱をご用意しています。各種の拡張機器が簡単に取り付けできます。 |
三脚・ポール | 1.8mと3mの頑丈な三脚を用意しています。3m以上は、別にご用意します(20mまでOK)。 |
データの回収・通信 | |
直接接続 | 専用のI/Fまたは、ケーブルを使用して、WINDOWS仕様のPCで回収します。 |
一般電話接続 | 現場と事務所にモデム、電話回線を用意してデータを回収します。 |
携帯電話システム | 携帯電話回線を利用して、テレメータ施設を簡単に構築できます。 通常の観測項目であれば、12W太陽電池で運用可能です。 |
衛星電話システム | ワイドスター衛星電話を使用すると、日本全国場所を選ばず通信が可能です。 |
無線システム | VHFまたはUHF用無線モデム |
RS485ネットワーク | RS-485を用いた経済的なネットワーク |
LAN | TCP/IPによる通信接続が可能です。 |