C-CR300/310
シンプルロガー(C-CR300シリーズ)

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概要

C-CR300はC-CR200Xの後継機種で、C-CR800などの上位機種に比べ、拡張性が限定的な経済的なモデルです。しかしながら、最新の機能を取り入れています。
測定レンジは2つと少ないですが、24bitA/Dを使用しているため、2つのレンジで通常の電圧範囲をカバーします。
チャージコンントローラが本体に付属し、動作温度レンジも広いなど、限られた条件ではハイコストパフォーマンスを発揮します。

C-CR300

C-CR300はシリーズで一番シンプルなモデルです。チャンネル数や拡張性は限られますが、経済的に優れたロガーです。

C-CR310

C-CR310

C-CR310はC-CR300にLAN(RJ45)端子を拡張し、ターミナルが取り外し可能(差込端子)となっています。

C-CR300/CR310-CEL225

C-CR300/310-CELL225 携帯通信オプション付き

このモジュールはCR300/CR310に、モバイル携帯通信オプションを付加したもので、C-CELL225を内蔵した機能を有しています。SIMカードを挿入すると通信可能になります。
SIMカードはdocomo回線のLTE(4G)のみ対応しています。詳しくはこちら

C-CR300/CR310-WIFI

C-CR300/310-wifi 無線LANオプション付き

このモジュールはCR300/CR310に、wifi通信オプションを付加したもので、クライアントまたは、アクセスポイントとして動作します。

特長

C-CR300はCR-200Xの後継機で、拡張性は限定的ですが、高機能なフィールド用データロガーです。太陽電池と鉛電池を直接接続することが可能で、限定した用途を想定しています。多チャンネルの複雑測定には、別にC-CR1000Xという、標準ロガーをご用意しています。
C-CR310はC-CR300にLAN(RJ45)端子を拡張し、ターミナルが取り外し可能(差込端子)となっています。
C-CR300-WIFIはwifiによる無線通信が可能です。

C-CR800C-CR1000Xとの違い

  • SE 6ch DIFF 3ch 24bitA/D 入力レンジが-100~2500mV/±34mV のふたつ
  • レンジは2つだが、24bitA/Dを使用しているので十分な分解能・精度がある
  • 電流(0-20mA,4-20mA)直接計測(SE1,2)
  • メモリーが標準で30MB
  • チャージコントローラー内蔵(C-CR200Xより、入力電圧が広がった)
  • PC通信ポートUSB micro-B と DSUB9 RS-232C
  • RS-232Cは入出力2ポート(RS-232C/C1,C2)
  • BATとCHGの位置が逆でプラス端子とマイナス端子がそれぞれ逆なので、注意
  • Ethernet(RJ45)端子(C-CR310)
  • ターミナルが取り外し可能(C-CR310)

LED表示の意味

スクロールすることができます

状態表示

LEDの意味 

標準機 CELL225 wifi LED
LED 電源 プログラム動作 モバイルネットワーク wifiネットワーク
オフ パワー無し なし

十分な電源供給がない

プロバイダーとの接続失敗

十分な電源供給がない
10秒に1回点灯 電源ON 動作中
10秒に3回点滅 USB給電 動作中
常時点灯 電源ON 動作せず 接続中
1秒点滅 ネットワーク確立
2秒間点灯 ネットワーク確立中
4秒に1回点灯 ネットワークに接続中

C-CR300/310の端子機能

関連製品

仕様

基本仕様

スクロールすることができます

基本仕様 C-CR300 C-CR310 CR300/310-CELL225 CR300/310-WiFi
特徴 基本モデル LAN端子付 モバイル携帯通信付 WiFi付
仕様 以下

仕様

μSIM対応

仕様
インターバル 0.1秒~
PCインターフェース

RS-232C 1200-115.2kbps

USB micro-B(PC用ドライバーはLoggerNet 4.4、PC200Wまたは、Device Configよりインストールしてください→こちら)

10/100 Ethernet

RJ45

1port(C-CR310シリーズのみ)
WiFi あり
時計精度 ±1分/月
大きさ

本体:139.7L×76.2W×4.56H

重量:242g

本体:162.6L×76.2W×56.8H 

重量:C-CR300CELL及びWiFi付 250g , C-CR310 288g, C-CR310CELL及びWiFi付 306g

動作環境 標準タイプ: -40~+70℃(標準)
プログラム言語 CR-BASIC Ver 3.6<
内部プログラム サポートソフト(Logger net V4.4<)にて作成。専用関数多数、各種算術計算統計計算:最大、最小、平均、標準偏差、移動平均、チャンネル間平均、風のベクトル演算、センサー・デジタル入出力・機器のコントロール(2ポート)
サポートプログラム LoggerNet (version 4.4 or higher)/DevConfig (version 2.12 or higher)/PC400 (version 4.4 or higher)/PC200W (version 4.4 or higher)/Short Cut (version 3.2 or higher)/CRBasic (version 3.6 or higher)/LNDB (version 1.3 or higher)/LoggerLink (version 1.5 or higher)/LoggerNet Mobile Connect (version 1.1 or higher)

記憶容量 (*1*2

スクロールすることができます

S/N S/N 2813以後 S/N 2812まで
DATAメモリー(フラッシュ) 30MB flash 10MB flash
プログラム領域(CPU drive) 80MB flash / OS 2MB flash 5MB flash / OS 2MB flash

*1) S/N 2812までのメモリーは以下の通り

・DATAメモリー(フラッシュ):10MB flash

・プログラム領域(CPU):5MB flash / OS 2MB flash

*2)DATAメモリーとCPUdriveの違い

DATAメモリーはTable命令で書き込むデータ領域

CPUdriveはプログラム以外に以下のファイルが収納可能。

・TableFile命令で書き出されるファイル

・カメラ画像、FileControlで受け取るファイル

・FTPでPUTされる、またはGETするファイル

電源

スクロールすることができます

項目 端子 説明 備考
充電入力 CHG 16-32Vdc 0.9Amax

12/24V太陽電池または

16-32V DC電源

BAT端子の電源より0.3V以上高い事

外部電池 BAT

10 to 16 Vdc

推奨 12Vdc 7Ah鉛蓄電池

12Vdc安定化電源の場合もこちら

消費電力
@12VDC

CR300/310

no LAN

・1.5mA(Sleep)

・5mA(Active, 1Hz scan 1analog)

・23 mA (active processor always on)

w/LAN

・32 mA (CR310 Ethernet idle)

・51 mA (CR310 Ethernet active)

wifi モード 通信中 アイドル
クライアント 70mA 7mA
アクセスポイント 65mA 62mA
内部電池

3Vボタン電池 

CR2016

寿命6年間
USB USB

プログラムなど

限定用途(備考参照)

VX1,VX2 0-2500mVに制限

SW12V非稼働

C1,C2 4.75Vout

入力仕様

スクロールすることができます

アナログ入力種類

電圧入力 DIFF3ch SE6ch

ブリッジ入力(SE1-6) 4線,6線フル,2,3,4線ハーフ(VX1,VX2使用)、抵抗計測

電流入力(SE1,SE2)

デジタル入力種類

RS-232通信仕様

周波数平均(SE1-SE6)

デジタル入力(SE1-SE4)

デジタル I/O(C1,C2)

RS-232C 2ch:RS-232C/C1,C2

SDI, Modbus 各種

アナログ入力仕様

スクロールすることができます

アナログ入力

(SE1-SE6)

DIFF 3ch / SE 6ch 24bitA/D 入力インピーダンス 5GΩ(50/60Hz)

入力限界:-6V/+9V(SE1,SE2) ±17V(SE3-6)

 

 

アナログ入力レンジ

レンジ -100~2500mV, -34~+34mV

スクロールすることができます

フィルター

(Hz)

レンジ(mV)

DIFF

reversal付 (μV)

DIFF

reversal無 (μV)

実効分解能 実効分解能
RMS μV bits RMS uV bits
4000 -100 to +2500 23 16.8 33 16.3
-34 to +34 3.0 14.5 4.2 14.0
400 -100 to +2500 3.8 19.4 5.4 18.9
-34 to +34 0.58 16.8 0.82 16.3
50/60 -100 to +2500 1.6 20.6 2.3 20.1
-34 to +34 0.23 18.2 0.33 17.7

精度

スクロールすることができます

0~40℃ -40~70℃
±0.04%読み値 +オフセット ±0.1%読み値+オフセット

オフセット

スクロールすることができます

レンジ(mV)

DIFF

reversal付 (μV)

DIFF

reversal無 (μV)

SE
(μV)
-100 to +2500 ±20 ±40 ±60
-34 to +34 ±6 ±14 ±20

計測時間

計測時間 = 多チャンネル計測時間(ms)*ch数+0.8ms

スクロールすることができます

フィルター

(Hz)

多チャンネル計測時間(ms)
reversal付 reversal無
4000 2.9 1.4
400 14.6 7.3
50/60 103 51.5

ブリッジ入力

4線,6線フルブリッジ、2,3,4線ハーフブリッジ(EXC使用)

0~40℃ -40~70℃
±0.05%電圧計測 +オフセット ±0.06%電圧計測 +オフセット

電流入力

2ch:SE1,SE2 0-20mA/4-20mA入力 非絶縁

0~40℃ -40~70℃
±0.14%読み値 ±0.26%読み値

デジタル入力仕様

スクロールすることができます

平均周波数(SE1-SE4)

SE1-4

精度:±0.01%読み値 +分解能 分解能:13ns

周波数レンジ:5Hz~200kHz

デジタル 入力(SE1-SE4)

High 3.3V / Low 0V

駆動電流 100uA@3V 入力限界:-6V/+9V(SE1,SE2) ±17V(SE3,4)

デジタル I/O(C1,C2)

High: 5Vdc(出力)、 3.3Vdc(入力)/Low  0Vdc

駆動電流 10mA@3.5V 入力限界:-10V/+15V

パルス入力

スクロールすることができます

入力ポート 種類 説明
P_SW 接点

最小open/close時間 3ms

最大周波数 150Hz 最大電圧±17Vdc

C1,C2 接点

最小open時間 3ms

最大周波数 150Hz

C1,C2

SE1-4

P_SW,P_LL

High Freq.

C1,C2:3kHz / SE1-4:35kHz

P_SW:35kHz / ,P_LL:20kHz

P_LL 低周波ACモード レンジは、サイン波形に依存
sine波形(mV RMS) レンジ(Hz)
20 1-20
200 0.5-200
2000 0.3-10000
5000 0.3-20000

出力仕様

プログラマブル定電圧出力(*2

(VX1,VX2)

スクロールすることができます

センサー電源(SW12V)

コントロール可能電源1ch(670mA@-40℃ 500mA@20℃ 290mA@70℃)

電圧:バッテリー電圧(12V)

温度ヒューズ:1.1A@20℃

SE1-SE4, P_SW 3.3V Logic Level 100μA@3.0V
C1-C2 3.3V Logic Level 10mA@3.5V

プログラマブル定電圧出力(*2
(VX1,VX2)

スクロールすることができます

レンジ(*1 分解能 最大電流
150~5000mV 4.5mV 合計50mA以内

2ch

*1)ただし、USB給電の場合、2500mVまで

*2)VX1,VX2出力は、次のExciteV命令か、強制的にオフにするまで出力を保持する。従来と同じ測定時のみ印加したい場合は、測定後に、オフにする命令を付加する。

従来と等価のプログラム例)

ExciteV (Vx1,2500,200)’Apply excitation

VoltDiff (Volt1,1,mV2500,1,True ,0,60,1.0,0)

ExciteV (Vx1,0,0)’turn off excitation

 

*1)

S/N 2812までのメモリーは以下の通り

・DATAメモリー(フラッシュ):10MB flash

・プログラム領域(CPU):5MB flash / OS 2MB flash

 

*2)DATAメモリーとCPUdriveの違い

DATAメモリーはTable命令で書き込むデータ領域

CPUdriveはプログラム以外に以下のファイルが収納可能。

・TableFile命令で書き出されるファイル

・カメラ画像、FileControlで受け取るファイル

・FTPでPUTされる、またはGETするファイル

 

通信仕様

スクロールすることができます

Internet プロトコル

PPP, ICMP/Ping, Auto-IP(APIPA), IPv4,IPv6, UDP, TCP, TLS, DHCP Client, SLAAC, DNS

Client,SNMP,NTP,Telnet,HTP/HTTPS,FTP/FTPS,SMTP/TLS,PO3/TLS

上記、CR300には対応I/Fがないので、実際には使用不可能です(今のところ)

CR310には使用可能

PPPダイヤルイン接続の場合は使用可能

その他のプロトコル PakBus, SDI-12, Modbus RTU, Modbus ASCII, Modbus TCP/IP, DNP3. Custom user-definable over serial.
Data file format CSV, XML, JSON, binary, encrypted
USB USB micro-B device 2.0 full-speed 12Mbps for PC

RS-232C

RS-232通信仕様

1ch Female RS-232C, 9pin
Serial(C1,C2) 1ch 0-5V output, 3.3V input 1200-115.2kbps
SDI-12(C1,C2) 2ch SDI-12 V1.3
SDM サポートされていません

wifi 仕様 CR300/310-WIFIのみ

スクロールすることができます

イメージ
動作モード Client or Access Point
周波数 2.4 GHz, 20 MHz bandwidth
アンテナコネクタ Reverse Polarity SMA (RPSMA)
アンテナ ANT-wifi unity gain (0 dBd), 1/2 wave whip, omnidirectional with articulating knuckle joint for vertical or horizontal orientation
送信機出力 7 to 18 dBm (5 to 63 mW)
受信感度 -97 dBm
サポート規格

802.11 b/g/n,

WPA/WPA2-Personal, WPA/WPA2-Enterprise Security, WEP

速度

<11 Mbps over 802.11b

<54 Mbps over 802.11g,

<72 Mbps over 802.11n

クライアントモード WPA/WPA2-Personal and Enterprise, WEP
アクセスポイントモード WPA2-Personal
WiFi LED(緑)

オフ:wifi networkに接続していない

原因:電力不足、wifi-disabledの設定になっている

2秒毎点灯:network接続中

点滅:wifi network 通信中

4秒毎点滅:wifi network 待機中(接続中)

アンテナ
イメージ

ANT-wifi   Wi-Fi用ホイップアンテナ RPSMA

(実物とイメージは異なる場合があります)

注意事項

スクロールすることができます

注意

CFカードなどは使用できません
SDM機器は接続できません
ストレージモジュール(SM4M / SM16M)やCR10KDは使用できません

土壌水分使用可能センサー

・SDI: CAC-SEN-TDT、 CACC-TDR-315(常時在庫)、C-CS650

使用不可センサー

・土壌水分:C-CS616/615

サポートソフト

スクロールすることができます

サポートソフト(LoggerNet V4)

データロガーからのデータ回収

電話回線経由の自動回収

ロガーのプログラム開発

データ表示
など

周辺機器

スクロールすることができます

拡張機器
アナログch拡張

C-AM16/32:4線*16chまたは、2線*32ch拡張

C-AM25T:2線*25ch切替(熱電対温度補償付)

パルス入力

C-LLAC4:4chのCポート入力用変換器

周辺機器
太陽電池 10Wまで
電源コントローラ 内蔵
収納箱

専用防水収納箱をご用意しています。

各種の拡張機器が簡単に取り付けできます。

三脚・ポール 1.8mと3mの頑丈な三脚を用意しています。3m以上は、別にご用意します(20mまでOK)。
データの回収・通信
直接接続 専用のI/Fまたは、ケーブルを使用して、WINDOWS仕様のPCで回収します。
一般電話接続 現場と事務所にモデム、電話回線を用意してデータを回収します。
携帯電話システム 携帯電話回線を利用して、テレメータ施設を簡単に構築できます。
衛星電話システム ワイドスター衛星電話を使用すると、日本全国場所を選ばず通信が可能です。
無線システム VHFまたはUHF用無線モデム
RS485ネットワーク RS-485を用いた経済的なネットワーク
LAN TCP/IPによる通信接続が可能です。