概要
CYG-91000 ResponseONE は精度が高い、デジタル2成分の超音波風速計です。CYG-86000と比較するとアナログ出力、ヒータオプションはありません。
水平2方向別々に測定された音速から、風向風速(風のベクトル)を計測します。可動部分がないので、0.01m/sからの計測が可能です。
上部にカバーのない測定方式なので、自然風との誤差が小さいことが特長です。
CYG-91500 はコンパスを内蔵したモデルです。船や車に搭載するなど、モバイル用途で風向きを補正するのに使用できます。
注意 )
2021年7月以前のCYG-91000のコンパス方位値は設置時キャリブレーションを行った時に固定されるため、移動体での使用は不可能です。
CYG-91000の外観
CYG-91000の端子部
ジャンパーピンを差し替えることで、デジタル信号の出力タイプを変更可能(RS-232, RS-485/422, SDI-12のいずれかを選択可能)
特長
- IP66(屋外仕様)
- 軽量(360g)
- デジタル出力のみ
- ヒーター無し
- 取付は1“パイプ(34mm)
- (オプション)コンパス内蔵:CYG-91500
CYG-86000との違い
スクロールすることができます
項目 | CYG-91000 | CYG-86000 |
分解能 |
0.01m/s 0.1° |
0.01m/s 0.1° |
起動風速 | 0.01m/s | 0.01m/s |
出力レート | 0.1 – 10Hz | 0.1 – 20Hz |
アナログ出力 | – |
0-5V 4-20mA |
デジタル出力 | RS-232, RS-485/422, SDI-12 | RS-232C/485 |
電源 |
10-30VDC 7mA@12VDC 80mAmax |
10-30VDC <20mA |
動作環境 | -40~+60℃ | -40~+60℃ |
保護等級 | IP66 | IP65 |
大きさ・重量 |
22.5cmH*13.5cmW 0.36kg |
29cmH*11cmW 0.4kg |
仕様
スクロールすることができます
型式 |
CYG-91000 CYG-91500(コンパス付) |
|
要素 |
風 速 | 風向 |
測定範囲 | 0-70m/s | 水平 0-360° |
精度 |
±2%rms(0~30m/s) or 0.3m/s ±3%rms(30~70m/s) |
±2° |
分解能 | 0.01m/s | 0.1° |
応答速度 | <0.25sec | |
起動風速 | 0.01m/s | |
出力レート | 0.1~10Hz | |
超音波周波数 | 200kHz | |
デジタル出力 |
RS-232, RS-485/422, SDI-12 1200,4800,9600,19200,38400BPS |
|
デジタル出力 FORMAT |
ASCII Text(polledか連続) RMYT(CYG-6201表示器用) NMEA |
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出力単位 | m/s、MPH、 Knots、 km/hr | |
動作環境 |
-40~+60℃ 防水性:IP66 |
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電源 |
10-30VDC 7mA@12VDC 80mAmax |
|
本体材質 | ASA (アクリロニトリル・スチレン・アクリルゴム) | |
大きさ・重量 | 22.5cmH*13.5cmφ 0.36kg | |
取付パイプ 方位のセット |
34mmφ(外径 1”パイプ) | |
(オプション) コンパス内蔵 |
※コンパス付はCYG-91500 |
※注意 積雪がセンサー部にあると測定できません。
オプション
初期電源セット
以下の条件に当てはまる場合、初期電源セットの購入をお勧めします。
- 初めてCYG-81000を購入
- 手持ちDC電源やケーブルがない
- 購入後即、計測を始めたい
- PCでデータを収録したい
初期セットの構成
(ソフトは写真に入っていません)
端子例
高速な計測には
データのモニター(表示)
結線方法