C-WTFD
消防気象観測システム

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地域の 消防署は火災の予防、対処だけでなく、地域住民の防災、救急など生命、健康を保護する多岐な業務を行っています。
 特に、火災や自然災害は天気状況に左右されることが多く、気象情報を広域な気象台からだけの情報でなく、地域の防災センターとして、自ら把握していることも重要な役割と期待されているところです。
 しかしながら、地球温暖化の影響から災害が多発、極端化し、高齢化社会が加速されている現代では、気象観測に人員を割り振る余裕はなくなっており、これらを機械化し、自動記録、必要なときに簡単に参照でき、危ない気象条件の時には、随時情報をわかりやすく担当者に通知することが求められています。
消防システムに組み込まれた気象観測システムは維持に大きな費用が必要な場合がありますが、独立させることにより、費用を半分以下に抑えることが可能な場合もあります。
実例もありますので、ご相談は こちらから

  • 消防署に必要な、風向風速、気温湿度、雨量の基本要素
  • 実効湿度の計算値
  • 寒冷地では、更に積雪深、降雪量
  • お知らせメール機能(警報・注意報)
  • オプションで気象台の注意報、警報の表示、近隣アメダスなどのデータ表示、地震計など
  • 気象庁検定品で構成
  • 検定の更新(5年毎)の費用削減
  • 気象台への観測所届けサービス付属

概要

既設の機器の代替だけでなく、場所を選ばずに導入できます。
通信機能付きでパッケージ化されており、余計な手間なく現場に置くだけで、データのモニターや メールによる注意・警報レベルメールを受信することができます。パトライトも装備可能なので、現業作業者の方も異常な状況を容易に。また、カメラを搭載して、遠隔監視することも可能です。

黒球温度を追加することで、WBGT(熱中症指標)も監視して屋外での安全作業に役立てることができます

・実効湿度の自動演算
・メールによる注意状況喚起
・火災だけでなく、防災関連の情報も集約
・屋上に電源、通信LANがなくても設置可能

雨量計
計測通信部(コンパクトで省部品、省電力)

表示例

表示の例
グラフ表示例

仕様

スクロールすることができます

型  式  C-WTFD
搭載可能センサー 風向風速 CYG-5103
気温湿度 CVS-HMP155
シェルター CYG-41003 / CPR-AS1
日射計 CHF-SR05
WBGT(黒球温度計) C-BB-15cm 
雨 量 CTKF-1
積雪深計 C-SR50A
データ計測 データロガー シンプルロガー C-CR300 /CR800/CR1000X
メモリー  20万データ
測定サンプリング  10秒毎
データ保存  10分、60分毎

データ回収

・モニター

通常  1時間毎(ポーリング) 
閾値を超えたとき  警戒値を超えた場合その時点で、コールバック
データモニター方法  Web画面または、携帯画面
データの回収方法  Web画面より年月を選択してダウンロード
 (CSV形式、1ヶ月単位)

 

オプション
注意、警戒設定

閾値設定

各要素2点、

H,HH初期設定

(変更可能)

要素 注意レベル
H
警戒レベル
HH
風速(m/s) 8 12
気温(℃) 30 34
実効湿度 25% 20%
火災注意 上記の組合せ
雨量(mm) 30mm/1h
50mm/3h
70mm/3h
WBGT(℃) 28 31
メール送信タイミング フェイズが変わったとき
通常→注意、注意→警戒、通常→警戒
それ以外に確認用に午前・午後1回ずつ
メール送信時間帯 8-18時(変更可能)
設定最大宛先数 10カ所

回転警告灯

(パトライト)

手動停止
オプション警告 注意レベル:黄色、警戒レベル;赤色 通常:青
クローズドの場合 消防署内、イントラネット、LAN、無線
オープンの場合 通信キャリア docomo/au/softbank

データ回収サーバー

CDaCS
  オープンの場合は、消防署内LANとは切り離されます。
電   源 太陽電池 20W
内蔵蓄電池:24Ah  または AC100V
全体寸法・重量 約1800H×1200φmm
約30kg
オプション カメラ監視